検査の結果について
まず大切なことは、検査はあなた自身のためにおこなったものですから、結果を聞くことはあなたの権利ですので遠慮せず納得いくまで主治医に聞いてください。
しかし、癌があるかなど直接自分に知らせてほしくないものがあるときは前もって言っておくこともできます。
現在、検査は正確性だけでなく早さも要求されています。検査結果を当日中に知ることができるようになりました。
検査結果報告書をもらったら大事に保管し、今かかっている病気の管理だけではなく健康管理にも役立ててください。
最近はインターネットやテレビで検査結果の見方や解釈についていろいろな情報がありますが、すべてがあなたに当てはまるとはかぎりません。検査結果の解釈は個々のケースでことなります。
検査結果の解釈や意味がよくわからないときは、主治医の先生に相談してください。また病院によっては検査相談室等の相談窓口がある場合がありますので相談してください。
現在採血の項目だけでも何千とあります。一度の採血で何でもわかると思われがちです。あなた自身が知りたい項目があれば診察の際あらかじめ主治医に相談してください。
採血の結果も項目によっては採血時間や食事の状態によって大きく変動するものから、ほぼ一定の値をしめすものまでさまざまです。一回の採血だけでは判断できない場合もあります。
検査は病気の診断や治療の推移をみる手段の1つにすぎません。検査結果だけで判断したり、検査結果に一喜一憂する必要はありません。
近年検査の重要性は増していますが、病気の診断や治療の効果は検査結果だけで判断するものではありません。最終的には診察も含めて総合的に判断することになります。すべての検査の項目には基準範囲がもうけられていますが、そこからはみ出したら必ず異常であるとはいえませんので検査結果だけで一喜一憂する必要はありません。よく主治医の先生と相談してください。
健康診断で異常を指摘された場合は自己判断せず必ず病院や
診療所で受診してください。
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