臨床検査振興協議会

脳波・神経機能検査

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脳波・神経機能検査

脳波検査とは?

脳の機能(働き)を調べる検査で、頭皮上に多数の電極(19個)を装着して記録します。
この電極は脳細胞の小さな電気信号を取り出し、脳波計で波として記録するためのもので、そこから電気刺激をするものではありません。
記録された波の形や大きさ、出現パターンなどで脳の活動異常を見つけることができます。

こんな時脳波検査を受けましょう。

  • 失神、卒倒、意識障害
  • 幼小児のひきつけ、けいれん
  • 頭を強くうった時
  • 認知症をうたがう時

検査は、ベッドに横になり、眼を閉じて安静にしていただくだけです。

乳幼児の場合は寝かせてから検査をしますので、軽い睡眠導入剤を使用することがあります。

準備

  • トイレに行っておきましょう。
  • メガネやピアス、イヤリングははずしましょう。

検査

  • 頭にのり状のペーストで電極をつけ、ベッドにあお向けに寝ます。
  • 静かに眼を閉じて検査をはじめます。検査中に眠ってしまってもかまいませんし、時には軽い睡眠導入剤などを使って眠りに入る状態を記録することもあります。
  • 指示に応じて眼を開けたり閉じたりを繰り返すことや、眼前で光を点滅させることもあります。また、軽い深呼吸をしばらくしていただくこともあります。

検査中の注意

  • まばたきや頭を動かしたり、身体に力を入れないで安静にしてください。
    検査時間は、準備の時間を含めて約1時間程度です。できるだけ気分を楽にして検査に臨んでください。

神経機能検査

神経機能検査

神経機能検査には、末梢神経の伝わり方を調べる検査(神経伝導検査)、聴覚、視覚、体性感覚などの感覚器を刺激して大脳の反応を調べる検査(誘発電位検査)、筋肉の活動状態を調べる検査(筋電図検査)などがあります。さらにそれぞれの検査の中で、検査する部位や内容により多くの種類があります。手足がしびれる、力が入りにくい、耳が聴こえにくい、眼が見えにくいなどの症状がある場合にこれらの検査を用いてその原因や障害部位を調べます。

神経伝導検査

神経伝導検査は、神経のいろいろな部位を電気で刺激しますので、少し痛みを感じることもありますが、危険はありません。検査に要する時間は、神経の数と部位により変わりますが、だいたい30~60分程度です。糖尿病性末梢神経障害の客観的評価にも用いられています。

誘発電位検査

  • 聴覚誘発電位:音刺激に対する脳(主に脳幹部)の反応を調べます。ヘッドホンでいろいろな強さの音を聴いていただきます。新生児の聴覚障害のスクリーニングにも広く用いられています。
  • 視覚誘発電位:光刺激に対する脳(大脳視覚野)の反応を調べます。ストロボ光や赤い光、またはモニター画面の白黒模様を見ていただきます。
  • 体性感覚誘発電位:手や足の電気刺激に対する脊髄や脳の反応を調べます。 手首や足首の皮膚を電気刺激します。いずれもベッドで横になって受けて頂く検査です。


各検査の検査時間は30~40分程度です。

その他

サーモグラフィー、自律神経機能、末梢血管の検査もあります。

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