臨床検査振興協議会

糖尿病の検査

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糖尿病とは?

糖尿病とはインスリンの不足あるいは、インスリンの効きが悪いために高血糖の状態になったものです。慢性に経過し、長く放置すると目、腎臓、神経などに合併症が出てきます。また感染症にもかかりやすくなります。

糖尿病になると以下の様な症状が現れます?

糖尿病になって間もない頃

  • 尿の量が増える。
  • のどが渇く。
  • お茶やお水、清涼飲料水など1日に飲む量が増える。
  • 食べているのに痩せてくる。
  • 疲れやすい、体がだるい。

 

これらの症状は現れないこともあります。
糖尿病を早く見つけるためには症状がなくても検診を受けることが大切です。

放置して合併症が進行してくると

  • 手足がしびれる。
  • 神経が麻痺して傷ができても気づかない。
  • 視力が低下する。
  • 尿の量が減り体がむくむ。

糖尿病が疑われる時は、以下の検査が行われます

血糖値

血液中のブドウ糖の濃度のことです。ブドウ糖は人体に必要なエネルギー源で、高すぎても低すぎても体に良くありません。血糖値は1日中変動していますが、健康な人はだいたい60~130mg/dlの範囲内に保たれています。

グリコヘモグロビン(HbA1c)

血液の赤血球の中にあるヘモグロビンにブドウ糖が結合したものです。血糖値が高いと、グリコヘモグロビンも高くなります。一度へモグロビンと結合したブドウ糖は血糖値が下がっても離れないのでグリコヘモグロビンは、過去1ヵ月~2ヵ月の血糖値の平均的状態を反映します。

尿糖

尿中に排泄されたブドウ糖のことで、血糖値が約180mg/dlを越えると尿中に糖が出てきます。

糖負荷試験

糖液を飲んでいただき時間を追って採血し血糖値を測る検査です。空腹時の血糖検査だけでは見落としてしまうような糖尿病や耐糖能異常(糖尿病になりかけの状態)を見つけるのに役立ちます。

糖尿病を治療していく時には以下の検査が行われます

・血糖値
・グリコヘモグロビン(HbA1c)
・尿糖
・尿蛋白

 尿中に排泄された蛋白の量をみる検査です糖尿病腎症が進行すると、尿蛋白の量は徐々に増えていきます。

血糖検査、尿糖検査を自宅で行う方法もあります

血糖値は食事や運動によって変動するため、受診された時の検査だけでは普段の状態はわかりません。
そこで、自宅で血糖値や尿糖を測って頂きその結果を診察時にもってきて頂くと、普段の状態がわかり、治療に役立ちます。

  • 血糖検査は指先を小さな針で刺して血液を出し、これを手帳サイズの小型簡易測定器で測ります。
  • 尿糖検査は尿中にブドウ糖があると色がつく試験紙で行います。

 

グリコヘモグロビン (HbA1c)を見れば、過去1~2ヶ月のあなたの生活態度がわかります。
検査前だけがまんしてはだめですよ!

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