臨床検査振興協議会

睡眠時無呼吸症候群の検査

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睡眠時無呼吸症候群の検査

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に呼吸が止まる病気です。息が止まると血液中の酸素濃度が低下して、全身性疾患を引き起こす原因になったり、眠りが浅くなり寝不足になるため、居眠りをしたり交通事故を引き起こす確率が高くなります。

症状は?

自分では息が止まっていることに気付かない人がほとんどで、いびきがうるさいなどと、周りの方(家族など)に指摘されて気が付くことがほとんどです。

  • いびき
  • 日中の眠気や倦怠感
  • 夜間の途中覚醒
  • 不眠症
  • 起床時の頭痛
  • 夜尿(おねしょ)など

合併症

  • 高血圧
  • 脳卒中
  • 不整脈
  • 心疾患(心筋梗塞)など

日中の眠気から

  • 交通事故
  • 仕事上のミス
  • 学業不振など

日中の眠気評価(Epworth Sleepiness Scale:ESS)

下記の質問にチェックをして、合計点数が11点以上あればあなたもSASの疑いがあります。※以下の状況になったとしたら、どのくらいうとうとする(数秒~数分眠ってしまう)と思いますか。各項目で1つだけ○を付けて下さい。実際に以下の状況になったことがなくても、その状況になればどうなるかを想像してお答え下さい。

睡眠機能検査とは?また何が分かりますか?

自分では無呼吸があるか判断できません。また、昼間の検査のみでは、無呼吸を判断できないため睡眠中の検査(終夜睡眠ポリグラフ:PSG)を行います。

検査の進め方は?

終夜睡眠ポリグラフ(PSG)は入院が必要な検査のため、SASの疑いがある患者さんすべてに実施することは困難です。
したがって、まず簡単な検査(夜間SpO2モニター)を外来で行い、睡眠時無呼吸の有無を確認しPSGを施行するかどうかを決定します。

検査の内容は?

様々なセンサーを装着し(下図参照)、寝て頂くだけの検査です。痛みをともなうセンサーはありませんので安心して受けて下さい。これにより、無呼吸の種類と回数(重症度)、血液中の酸素濃度の低下度および不整脈の種類と頻度が分かります。

装着するセンサーの種類は?

  1. ① 脳波(睡眠の時間、程度および覚醒反応の回数などを見る)
  2. ② 鼻口フローセンサー(鼻・口の気流測定をして無呼吸の判定をする)
  3. ③ 呼吸運動(胸部・腹部)センサー(無呼吸の種類判定をする)
  4. ④ SpO2センサー(血液中の酸素濃度測定をする)
  5. ⑤ 心電図(不整脈等の判定をする)
  6. ⑥ 体位センサー(仰向け、横向きなどの体位を判定する)

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